緑郵便局の局長に着任した 西入 厚信さん 東京都在住 55歳
人を動かす気遣い力
○…通勤で使用している横浜線から見える田園風景がお気に入り。「緑が豊かな場所が多いですよね」と緑区の印象を笑顔で話す。長年の東京勤務を離れ、初の神奈川への着任。「コロナ禍でも、物を運ぶというのは必要とされる仕事」と使命感に燃えている。「社員の健康管理を徹底しながら、地域から信頼される郵便局を目指したい」と意気込みを見せた。
○…「夢中になったりすることはあまりなかったかな」と子ども時代を振り返った。だが、自立心は強かった。周囲が進学する中で、「早く家を出たい」と高校卒業後、郵便局へ就職した。最初の2年間は郵便の仕分けなどを行っていたが、その後はほとんどが総務畑。「何でもトラブルがあると、真っ先に頼られるのは総務部だった」と胸を張る。そんな長年の経験からか「何があっても驚かなくなったね」と懐の深さを垣間見せた。
○…「マスク姿だと、暑いよね」。局長として、心掛けているのは、現場の社員に気軽に話しかけることだという。「人は”見てくれている”と思われると、自ら目標を立てて動くようになる」と持論を語る。現場の社員の声に耳を傾けることで、課題も浮き彫りになっていく。また、社員が熱中症にならないようにと、冷たい飲み物を用意する。そんな高い気遣い力も社員から愛される理由なのだろう。
○…趣味はドライブ。若い頃には友人と北海道まで車で行ったことも。「車の中で、くだらない話をしながら、知らない場所へ行くわくわく感が好き」とにこり。局長室には、緑区の地図が貼られている。「コロナが落ち着いたら、ここに行ってみたい」と気さくに雑談を交わす。今後、区内を駆けまわる配達員からとっておきの場所を聞き出すことも楽しみだ。
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