緑区連合自治会長会会長に6月1日付けで、井上敏正さん(70)=写真=が着任した。井上さんは、長津田自治連合会会長を務めている。目指すべき地域の姿などざっくばらんに思いを聞いた。
――会長として、どのような組織運営を心掛けていきますか。
「緑区には11の各地区の連合自治会が存在しています。まずは、それぞれの地域で、どのような課題があるのか、把握することに注力したいです。各地域の課題を掘り下げ、緑区全体としては、どのような動きが必要なのかを見極める必要があります。その上で、たとえ、前例のないことであったとしても組織一丸となって取り組んでいきたいと思います」
――特に、力を入れたい点はありますか。
「将来を担う子ども達が自分たちの育った地域を愛するためにも、若い世代にも自治会に参加してもらえるようにしていきたいです。若い世代が中心となった行事作りができたらと思います。今までのやり方も、大切かもしれません。しかし、若い世代が何を望んでいるのか、どのようなやり方が適切かを意識して、実践していく仕組みを整えていく必要があります。『地域全員参加型』でみんなが笑顔溢れる街を作っていきたいですね。子どもに『住んで良かった』と思ってもらえる街にすることが大人の責任だと思います」
――新型コロナウイルスの影響が長引く懸念があります。何かお考えはありますか。
「コロナによって、大きな変化を迫られています。大きな危機ですが、チャンスでもあると考えています。テレワークなどが普及することで、必然的に地域にいる時間は大きく増えるでしょう。そのような意味では、地域に目を向けるきっかけになる可能性も秘めています。高齢者が多いので、自治会の会議をオンラインでやるなどはまだできていません。そのため、若い世代も巻き込んで、新しいやり方にも挑戦したいですね」
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