ペットとの同行避難対応ガイドラインを読む会を開催している 弓削(ゆげ) 理世さん 長津田みなみ台在住 38歳
「頑張れば、何でもできる」
○…他人事ではない、台風や地震などの災害。各避難所でペットに対する対応がばらばらなことに危機感を募らせる。「そもそも、ペットを避難所に連れて行ってよいのか」。そんな基本的なことにすら不安を覚える飼い主は多いそうだ。「ペットも守りたい」。そんな思いを災害時に行動へつなげるための会を獣医らと定期開催している。「いざという時のことを考えられる飼い主を増やしていきたい」と強い意気込みを見せた。
○…静岡県生まれ。子どもの頃から虫などの生き物が大好きだった。好奇心の赴くままに生態を調べていた。犬好きも幼少期から。母が犬嫌いだったことから自宅では飼えず。「近所の親戚が飼っている犬を毎日散歩させていた」と振り返った。「自分に寄り添ってくれる。犬には温かみがある」と笑顔を見せた。
○…自宅で念願の犬を飼い始めたのは結婚後。よりよい犬の飼い方を探求したいと、ワークショップなどにも通い学びを深めていった。31歳で子どもが生まれると地域とのつながりが自然と増えていった。育児相談の場はあるが、”育犬”相談の場はない。気軽に犬のことを相談できる場を地域でも作りたいと、ドックトレーナー養成学校へ通い始める。その後、犬のよりよい飼い方を発信し続けている。
○…最近では、インコの世話にも熱を入れているという。そんな彼女の願いは、自身の店を持つことだ。犬のグッズなどがずらりと並ぶ店を持ちたいと妄想は膨らんでいる。「犬を一時的に預かってトレーニングもしたいですね」と笑顔で語った。好きな言葉を聞けば、「やっぱり、『頑張れば、何でもできる』ですかね」と即答した。その言葉の通り、夢に向かって日々まい進していくようだ。
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