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【記録】コロナ禍、地域の心の声 連載【3】 「できることを模索したい」 教育の現場から

社会

掲載号:2020年8月27日号

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オンライン授業を行う教諭
オンライン授業を行う教諭

 新型コロナウイルスの感染予防のため、星槎学園中高等部北斗校(十日市場町1726の4)では、3月2日から全生徒の登校を中止した。

まずは不安の解消を

 だが、手をこまねいているわけにもいかなかった。すぐにオンラインの授業体制に切り替えた同校。最初に行ったのはホームルームの授業だった。「生徒の不安を払拭することが一番大切だと考えた」と同校の矢吹勝彌教頭は振り返った。

 一方通行ではなく、双方向の授業になることを意識したという。ストレスの解消法のほか、今までの思い出を振り返る時間を設けるなど工夫を凝らし、生徒とのコミュニケーションを大切にしていた。また、生徒と電話面談を実施。一人ひとりの生徒と向き合い不安の解消に努めていった。

学びは止められない

 4月以降、「学びも止めてはいけない」と、オンライン授業が本格化された。だが、課題も多かった。教諭は慣れないパソコンの操作に戸惑う場面も。また、生徒からも「長時間、パソコンを見ていると疲れる」「集中力が続かない」といった声も聞かれた。

 ここでも意識したのは双方向性だ。「ビデオのようにただ画面を見ているだけではいけない」と矢吹教頭。オンラインを使用して確認テストを実施。理解度を教諭がしっかりと把握し、生徒に声かけを行っていった。

 「『どうやったらオンラインでも授業を聞いてもらえるか』を模索するうちに、教諭の授業力も格段に上昇していったと思う」と矢吹教頭は話した。教諭間の打ち合わせの回数も増やし、悩みを共有化。授業の質向上に向けて学校一丸となり取り組んでいったという。

挑戦はやめない

 6月中旬から段階的に登校を再開。7月からは全生徒が登校している。

 だが、コロナの危機が去ったわけではない。「だからこそ、『学校での新しい生活様式』を確立する必要がある」と矢吹教頭は力を込める。

 検温を行うほか、授業後には生徒一人ひとりが使用した物を消毒している。学校行事も中止にするのではなく、オンラインなども活用しながら、生徒が主体的にやり方を考え、企画。順次再開していく予定だという。

 また、同校では、コロナ禍の中、新たな取り組みとして、小学4年生から通うことのできる初等部を6月にスタートさせた。コロナ禍で不安を抱える生徒などが新しい学びの場を求めて通い始めているという。「すべてをやめることは簡単かもしれない。でも、コロナ禍でも挑戦することはやめてはいけないと思う。コロナ禍だからこそ、できることを生徒と一緒に作っていきたい」と矢吹教頭は意気込んだ。

【記者雑感】

 コロナ禍ですべてを中止にするのは簡単だ。だが、生徒らが主体的に考えることで”コロナ禍の大きな学び”を得ることができるかもしれない。

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