まち歩きイベントでガイドを務める 徳永 忠次さん 鴨居在住 75歳
ガイドで地域の魅力発掘
○…9月から始まるまち歩きイベントでガイドを担当する。70歳になった頃から心掛けているのは、健康維持のために1日8千歩以上歩くこと。イベントの下見に行った際には、多くの気付きがあった。「地域の魅力を再発見してほしい」と語り、同時に健康寿命増進を目的としたイベントの準備に余念がない。
○…長野県で生まれ育つ。小学生の頃は町内会の行事で夏は水泳に、冬はスキーに連れて行ってもらった。楽しかった思い出は「大人になったら恩返しをしよう」という決心に変わったという。小学4年の時、学校で鉱石ラジオを作ったことで人生の転機を迎える。「音が聞こえた時の感動は今でも忘れない」。無線の偉大さに心を打たれた少年は後に大学で通信工学を学び、大学院まで進んだ。
○…エンジニアとして入社したのはNEC。現在のららぽーと横浜の地にあった横浜事業場でトップの立場までを経験。長年海外を飛び回る忙しい日々を送った。一方で「地元のことを全然知らない」というのがサラリーマン時代からの悩みだった。少年の頃に抱いた恩返しの思いを実現するために自治会の活動にも参加。現在は鴨居第八地区自治会副会長や連合自治会特任理事も務めている。地域活動の中で「尊敬している」と話す狩野氏からの誘いがあり「健康まち歩き『万歩の会』」のメンバーに。
○…趣味はゴルフで、「年間平均スコアは100前後かな」。座右の銘は”為せば成る”。自身もそうであったように、地域で活動を始めようと考えた際のきっかけにイベントがなってくれればと願う。根底にあるのは「住んで良かった」と思ってもらえる街づくり。その目標を叶えるために、今後も歩みを止めない。
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