十日市場中学校の体育館で8月29日、「緑区中学校吹奏楽フェスティバル」が行われた。
新型コロナウイルスの影響で中止となった吹奏楽連盟主催のコンクール。また、地域行事なども相次いで中止となっており、吹奏楽部員の演奏の場が失われている。
そのようななかで、感染予防に努めながら、演奏の機会を持ってもらおうと、同校の明日山賢一顧問らが他校に呼びかけ開催にこぎつけた。
同フェスでは区内の十日市場、中山、田奈、緑が丘、霧が丘学園の5校が演奏を行った=写真。
中山中学校の向理穂さんは「コロナ禍で練習時間なども大きく制限を受けた。だが、様々な工夫を行いながら練習してきた」と同フェスまでを振り返った。
また、田奈中学校の斉田優花さんは「コンクールが中止になった時は落ち込んだ。でも、このフェスティバルに向けて、練習に励めた。本番も失敗することなく、良い思い出になった。本当に楽しかった」と演奏後に満面の笑顔を見せた。
同フェスの最後には、十日市場中学校の室屋映月さんが「一人ひとり様々な思いがあったと思う。でも、みんなで取り組んできた時間は大切な宝物だ。この場を企画してくれたすべての人に感謝したいです」と閉会の言葉を述べていた。
企画した明日山顧問は「本当に全生徒が頑張ってくれた。フェスティバルは大きな節目になった。次の目標を見つけて、ずっと音楽が好きでいてもらいたい」と生徒にエールを送った。
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