緑土木事務所長を務める 新田 巧さん 海老名市在住 58歳
誇り胸に安全確保へ
○…川沿いにのどかな田園風景が広がり、市民の森など豊かな自然を身近に感じられる緑区。そんな緑区内の道路や河川、公共下水道や公園の維持管理などを行う緑土木事務所の所長を務めている。「世の中の役に立っている」という誇りを胸に、安全安心な街づくりにつながるよう日々の業務にあたる。「風水害対策や防災・減災の取り組みをしっかりと進めていきたい」と話す。
○…大阪生まれ横浜育ち。中学生から始めた剣道は大学まで続け精神力や忍耐力を身に付けた。子どもの頃から橋やダムなどの建造物を見ると「すごいなぁ」という感情を抱いたという。形がある物が後世に残っていくことに魅力を感じ、東京理科大理工学部土木工学科に入学。卒業後は市の職員に。その後の大半は下水道関連の業務に携わってきた。環境創造局管路保全課長を経て土木事務所長へ。
○…結婚前、数年間住んでいた鴨居。「白鴨トンネルも鴨池大橋もなかった」と当時を思い返す。自宅近くに畑を借り、10年以上週末は家庭菜園で土いじりにいそしんでいる。食卓に頻繁に並んだブロッコリーが原因で「子どもが野菜嫌いになった」と笑う。ほかにも家族や気の合う友人と一緒に楽しむスキーは日頃のストレスを解消してくれるリフレッシュ方法だという。
○…道路や河川が適切に維持管理できているかを確認するためのパトロールは車ではなく徒歩で行うことも。「徒歩でなければわからないささいな気付きもある」。土木事務所に寄せられる「破損している公園ベンチの修繕」や「蜂の巣の撤去」などを求める陳情は年間3000件以上にも上る。すぐに”できない”と判断するのではなく、「優先順位をつけ対応していく」と語った。
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