霧が丘連合自治会長を務める塚田順一氏がこのほど、地域環境美化功労者として環境大臣賞を受賞した。塚田氏は「自分たちが住む街の美化は自分たちで守るという意識を一人ひとりが持ってほしい」と語った。
地域環境美化功労者は、多年にわたり環境美化活動に関して顕著な功績があった個人と団体を環境大臣が表彰するもの。今年は全国で60件(12人、48団体)の受賞。横浜市内で個人表彰は塚田氏のみ。例年6月の環境月間に合わせて行われる表彰だが、同時点では延期となり、その後各自治体での表彰となった。17日、岡田展生緑区長より手渡された。
環境美化活動を始めたきっかけは、30年以上前に自宅周辺の霧が丘2丁目沿いを走る環状4号の植え込みに多くのゴミを確認したことだった。
「幹線道路ということもあってか、空き缶やタバコのポイ捨てがひどかった。単位自治会で掃除をしたらリアカー1台が満杯になった」と当時を振り返った。その後は月1回の町内清掃を実施し、地域の公園や歩道などの清掃活動を行った。
清掃活動のほかに、パンジーやマリーゴールドなどの植樹活動にも専念。環状4号のほか、近隣小中学校や霧が丘公園こどもログハウス前の花壇に植えた。また、プラスチックゴミを減らすことをテーマにした講演会の実施やポイ捨て禁止を促す看板の設置(約50枚)、自治会行事などで使用するビニール袋を廃止し紙袋に変更するなどに取り組んできた。
塚田氏は「当事者がゴミを捨てないことが一番だが、ゴミに気が付いた人が拾う、そんな世の中にならなければいけないと思う。自分たちの街の美化を守ることを一人ひとりが意識してほしい」と語り、「長年の活動に対して大きな賞を頂けたことはとてもありがたい」と受賞を喜んだ。
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