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「新治の森・花と実の写真集」を作った 大谷 元さん 十日市場町在住78歳

掲載号:2020年10月22日号

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好きこそ物の上手なれ

 ○…草花に詳しい人に聞きながら新治を巡り歩いた。定年後に趣味で始めたカメラで撮った写真は10年間で1万枚に。コロナ禍で出歩きにくくなったことを機に、「整理して一冊の本にしよう」と一念発起した。写真集に収めた花や実などの植物は800種類を超える。四季別、色別に分け、名前の由来を分かりやすくするため、漢字名を併記するなど工夫を凝らした。「定年後の集大成になった。多くの人に見てもらい、外に出かけるきっかけになれば」と優しい笑顔を見せた。

 ○…鹿児島県で製麺業を営む商人の家に生まれた。「お手伝いさんもいるお坊ちゃまだったね」と振り返った。だが、高校時代に家業が倒産、先が見えず、不安な毎日を送ることに。その後、先輩を頼って上京。「大学だけは出たい」と様々なアルバイトを行い、学費を稼いだ。無我夢中だった日々を懐かしそうに回想した。

 ○…アルバイトの一つだった郵便局に正社員として採用された。向上心が強く、「40歳までに管理職になる」と決意。言葉の通り、37歳で管理職になり、53歳で局長に就任した。局の外観にイルミネーションを施すなど、顧客を喜ばせるために様々なアイデアを実行に移していった。定年後は、”会社人”から”地域人”に。自分のできる範囲でボランティアに取り組んできたという。

 ○…納経帳を持ち、巡った観音は全国200カ所を超える。神社や古木、石仏などの写真を撮り、まとめるのが大好きだ。「目的を持って出歩くので健康にも良い」とにこり。鶴見川沿線の神社を、敬老パスを使って安く巡る方法をまとめるなど、整理力は群を抜く。今は、写真集が完成し達成感に満ちている様子。「次は、何をしようかな」と前を向いた。

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「住み慣れた我が家でいつまでも自分らしく過ごしたい」という思いを大切に。

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