緑区市民活動支援センター(みどりーむ)で23日、「緑区の多文化共生とネットワークづくり〜これまでとこれから〜」と題した座談会が開催された。
区内の多文化共生の街作りに向けて話し合いが行われた。
座談会で話していたのは「ボイス日本語クラブ」代表の小野原順子さん、国際交流を行う団体「オリーブみどり」代表の森田敬子さん、地域子育て支援拠点「いっぽ」の松浦千恵さん、国際交流イベントなどを行う市民団体「KIC(霧が丘インターナショナルコミュニティ)」の根岸あすみさん、SDGs(持続可能な開発目標)を実践するチャリティショップ「WEショップ・みどり」代表の五十嵐敦子さんの5人だ。座長は共生のまちづくりネットワークよこはまの飯田信子さんが務めていた。
多様な意見交わす
小野原さんは、日本語を外国人に教えていると、言葉以外の相談ごとを多く受けると指摘。「例えば、印鑑の作り方が分からないなど些細な相談を受ける」と現状を話した。
森田さんは、地域の外国人を講師に迎える講座を開催している。「自国の文化を伝える講座などは人気。外国人の得意を生かせる仕組みが大切。外国人も地域の大切な担い手だ」と主張した。
外国人の人も子育てのことなどを気軽に相談できる場を目指している松浦さん。その上で「いかに外国人の人に来てもらうか。様々なアイデアを実行していきたい」と意気込みを見せた。
根岸さんは、「『インドの美味しいもの食べたい』など、楽しむ姿勢が大切」と説いた。その上で、他の団体とも連携していきたいとも話した。
五十嵐さんは、店舗では、外国人も日本人も分け隔てなく接していると語った。「地域の居場所となる店を目指している。そこには外国人も当然含まれる」と話した。
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