緑区主任児童委員代表を務め、子育て講座『子どもとくらす』で登壇する 高林 綾子さん 東本郷在住 53歳
地域で”おせっかい”を
○…12月に登壇する子育て講座では、「一人で抱え込まないで、多くの人と一緒に子育てしよう」と呼び掛けるつもりだ。行政サービスの紹介など、様々な情報も提供する予定。「女性だけでなく、男性も気軽に参加してほしい」と微笑む。子育て世帯への支援を行う緑区主任児童委員を務めて、今年で13年目。目指しているのは、「地域の”おせっかいおばさん”よ」と笑う。
○…埼玉県出身。共働きの家庭で、祖母と過ごすことが多かった。両親と会えない寂しさを幼心に感じていた。「子どもを家で迎えられる母親になりたい」と、結婚後は専業主婦となり、2人の子どもを育て上げた。祭りなどの行事が盛んだったので、地域に溶け込んだ。「仲良くなった周りの人たちに助けてもらえたからこそやってこられた」と感謝を口にした。
○…恩返しがしたいと、子育て支援を長年行う。「勉強の教え方が分からない」など家庭学習に悩む親も多くいる。自身の時とは違い、頼れる地域の人も減っているように感じていた。「何かできないか」。「よりみち学習広場」を立ち上げたのは2015年。寄り添う学習支援を実践している。学習の遅れが解消されると、自信を持って学校に通う子どもたち。「そんな姿を見るのが大きなやりがい」と嬉しそな表情で語った。
○…子ども達から元気だけでなく、たくさんの学びを得ている。「でも、子どもと接するのは、体力も気力もいる」と苦笑い。その充填は、毎週通うヨガスタジオ。自分を見つめ直すひとときにもなっている大切な時間だ。今後、叶えたい夢も。それは、自身の住む東本郷に子どもだけでなく、誰もが気軽に立ち寄れる居場所を作ること。「夢に協力してくれる人もいる。叶えたい」
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