「社会福祉法人みどり共生会」(浅野信行理事長)が、令和2年度よこはまグッドバランス賞に認定された。川村副施設長は「認定を頂けて嬉しい。今後も安心して働ける職場環境づくりに努めたい」と話した。
よこはまグッドバランス賞は、市が2008年度から女性の活躍やワーク・ライフ・バランスを推進するため、男女が共に働きやすい職場環境づくりを積極的に進める市内企業(市内に本店又は本社がある総従業員数300人以下の企業、社会福祉法人、NPO法人)などを認定・表彰するもの。認定期間は2年。令和2年度は26社(緑区内からは1社)が認定され、全体で199社となった。
1999年に開設した介護老人福祉施設(鴨居7の19の1、【URL】https://www.maisonverte.jp/midori/)を核とした施設を運営する社会福祉法人法人みどり共生会は、昨年度に続いて2度目の応募で新規認定となった。
川村敏彦副施設長と岩崎拓馬介護主任によると、同社会福祉法人の運営基本理念は「環境や身心に問題を抱えている高齢者やその家族の手助けをすること」など。職員の基本理念「心に愛を持ってやさしい言葉と微笑みで」。
現在職員は約70人(非正規含む)で平均年齢30代後半。20代から70代が勤務している。これまで産休や介護休業のほか、男性職員による育児休暇取得実績もあるという。これらの休暇取得については、職員募集時に広報。有給取得に関しても管理職が率先して取得するため、一般職員も取得しやすい環境になっている。また、4交替制のシフト勤務となっているが、「コロナで子どもを学童に通わせるのが不安なので少し早く帰宅したい」「子どもが熱を出した」などの要望に柔軟に対応。周囲の職員からも「ほら、早く帰ってあげなさい」といった温かい声がかけられているという。川村副施設長は「看護職、介護職など職員のほぼ全員が対人援護職。感謝の気持ちと助け合いの気持ちを持っている」と話す。
柔軟な働き方
同施設では、ベッドづくり、洗濯、清掃などそれぞれの専任スタッフがいる。岩崎主任は「そのおかげで介護や看護職員は業務に集中できている」と話し、一方では送迎ドライバーが空いた時間に介護職のサポートを行うなど柔軟な働き方を実践している。
「現在は新型コロナウイルスなどで不安な世の中ではあるが、職員が余計なことを考えずに安心して働き続けられる職場環境づくりに努めていきたい」と川村副施設長は述べた。
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