滋賀県大津市で発生した保育園児を巻き込む交通死亡事故を受けて実施された緊急一斉点検の結果、緑区内の対策必要カ所(交差点)は約40箇所に上った。現在、車止め設置などの対策工事が進められている。
2019年5月、滋賀県大津市で発生した自動車同士の接触事故に巻き込まれ、圏外活動中の保育園児が亡くなる事故が発生した。また、横浜市内では2009年に都筑区内で同様の事故が発生している。
横浜市は、事故発生や歩行者密集の視点など独自の基準で抽出した市内交差点256箇所について緊急一斉点検を実施。これに緑警察署、保育等施設が抽出した箇所も含め、緑区内の対策必要箇所は約40箇所となった。
緑土木事務所では19年度に5箇所、車止め(鋼製ポール)の設置などの安全対策工事を実施。20年度も約20箇所の工事完了を見込んでいる(21年度約15箇所予定)。
地域からの要望も
17日には鴨居駅東交差点付近の工事が終了した。同交差点は鴨居小のスクールゾーンにもなっており、同小スクールゾーン協議会から「信号待ちの場所が狭く、多くの通学生が歩道の脇で信号待ちをしている」「スピードを出して左折してくる車が多く危険なためポール等の新設を」などの要望も受けていた。
鴨居駅東交差点では、車道側に車止めを7基設置。また、以前は交差点の先に路上駐車をする車両があったため、高さ約15cmの歩車道境界ブロックを設置し、歩行者空間を確保するなどの対策を講じた。近隣に住む原田華枝さんは「以前ベビーカーで信号待ちをしている時に狭さを感じたが、ポールが立って安心感が高まった」と話した。
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