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上山在住小林さん ペルーから帰れず、7ヵ月 コロナ禍で飛行機飛ばず

文化

掲載号:2021年4月1日号

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自身の経験を話す小林さん
自身の経験を話す小林さん

 上山に住む小林パウラ愛里さん(21)は、昨年2月から9月までの期間を南米ペルーのジャングル地帯にある小さな街タラポトで過ごした。

 明治学院大学に通う小林さんは、祖父の住むタラポトを春休み期間である昨年2月から約1カ月半滞在する予定だった。

 現地では、3月16日、国家緊急事態宣言が出され、国境が閉鎖。人の移動が禁止された。その後、夜間外出禁止令発出など事態はさらに深刻化。滞在していたのは、ジャングル地帯であったため、チャーター便も用意されず。首都のリマまでは陸路では、30時間以上かかる上、山賊に襲われる危険性がある。飛行機が止まったことで帰る手段がなくなったのだ。

違いに戸惑い

 長期間ペルーに滞在するのは初めてのことだった。慣れない文化にストレスを抱えることもあったという。食事は自給自足中心。モルモットや虫を食べることもあった。「蚊に刺されて、皮膚がただれたことも。現地では、治すためにレモンを塗るのが当たり前。慣れない生活文化の違いに戸惑うこともありました」と振り返った。

 また、現地の人との些細なコミュニケーションもストレスになってしまっていたという。「自分の考えや、気持ちを言葉で伝えることが得意でなかったせいか、仲の良かった祖父とも口喧嘩をするようになってしまった」と話した。

猛威振るったコロナ

 昨年6月には、近所に住む現地の人たちが何十人とコロナで亡くなった。「元気だった近所のパン屋の店主も亡くなった。身近な人が亡くなることが恐怖だった。現地は、医療費が高額であるので、コロナになっても病院に行くことができなかった」と話した。

 小林さんと祖父も発熱や嗅覚障害など、コロナと思われる症状も出た。「ベッドから起き上がるのもつらかった」と振り返った。症状はおさまったものの、無気力の状態で過ごす日々が続いた。

前向きに考える

 だが、現地の叔母に教わった聖書の言葉に元気づけられ、”現状を前向きに考えよう”と思うようになったという。

 そして、「今、せっかくペルーにいるのだから」と、日本の文化を伝え、自身を理解してもらう取り組みを始めた。

 具体的には、日本語での簡単なあいさつや、折り紙などを教えていた。また、自身の日本での暮らしなども積極的に伝えるように心掛けた。そうすることで、現地の人たちとのコミュニケーションも深まっていった。

 昨年の9月に無事に日本へ帰国。現在は、同大で行動経済学などを学ぶ日々だ。「タラポトでの経験のおかげで、人間への興味、関心が高まった」と言い、「コロナは、決して楽観的に考えられる病ではない。だけど、だからといって、下を向いていても仕方ない。物事を前向きに捉えて、前に進んでいくべきだ」と意見を述べた。
 

滞在したタラポト(小林さん提供)
滞在したタラポト(小林さん提供)

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