横浜市は7日、新型コロナウイルスワクチン接種の準備状況を公表した。高齢者施設で行う「施設接種」、緑公会堂で行われる「集団接種」、病院や診療所で行う「個別接種」の3つの手法で進めていく方針だ。
介護老人保健施設や特別養護老人ホームといった高齢者施設に入所している人に向けた施設接種は12日から開始された。5月の初旬を目途に、市内の39施設、約8400人に接種を行っていく。
緑公会堂が会場に
集団接種に関しては、国のワクチン供給情報を踏まえ、5月17日の週から各区の集団接種会場で行われる予定だ。
区内では、緑公会堂を使用することが決まっており、現在、会場の設営などが進められている。これに伴い、同公会堂は、4月1日から9月30日まで利用を一時中止している。
同公会堂での集団接種の時間は、午前10時から午後4時までを想定しており、1日当たり450回の接種を行う予定だ。
高齢者向け、通知発送
個別接種に関しては、6月以降の開始を予定している。市内約1070(病院約70、診療所約1000)の医療機関で実施予定で、5月中旬以降、市のHPなどで接種医療機関を公表する。
令和3年度中に65歳以上になる人に向けては、接種にかかる個別通知を発送する。発送後のコールセンターへの問い合わせや予約の集中を避けるため、対象者ごとに発送時期をずらす予定だ。
具体的には、75歳以上の約48万人に4月下旬から通知を発送する。65歳以上75歳未満の約44万人には、5月中旬から発送予定だ。
予約システムも準備中
施設接種の対象者以外は、集団接種か個別接種のいずれかを予約する必要がある。接種費用は全額国費となるため、自己負担は発生しない。
市では、スマートフォンやパソコン、電話からワクチン接種の予約ができるシステムを新たに開設する予定。具体的な予約方法はまだ公表されていない。
現在、開設されているワクチン接種専用コールセンターは【フリーダイヤル】0120・045・070。受付時間は、午前9時から午後7時まで。英語や中国語など8ケ国語に対応している。また、耳の不自由な人は【FAX】050・3588・7191へ問い合わせが可能だ。
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