緑区の令和3年度の目標や取り組みを示す「運営方針」がこのほど公表された。基本目標は昨年度に続き「次世代につなぐ みんなにやさしいまち『ふるさと みどり』」とされ、目標達成に向けた施策には、新型コロナ感染予防対策の更なる強化などが盛り込まれた。
運営方針は、区の取り組みや事業の方向性を示すもので例年各区で公表される。 緑区では、昨年に続き「次世代につなぐ みんなにやさしいまち『ふるさと みどり』」を基本目標とし、目標達成に向けた施策として、「安全・安心なまち」「いきいき暮らせるまち」「みどりの魅力あふれるまち」を掲げた。
「安全・安心なまち」の中では、新型コロナウイルス感染症予防対策のさらなる強化とワクチン接種を進めるとし、新しい生活様式での様々な地域活動を支援する。また、自助・共助による防災・減災・防災など、地域の特性に応じた区民の主体的な取組を支援するなど災害に強いまちづくりを進めるとした。さらに、区民生活に身近な道路の交通安全や食の安全、ペットの適正飼育啓発など、暮らしの安全対策に取り組む。新規施策は「生活道路等の交通安全対策実施」「子ども向けイベント等における子どもを対象とした啓発の実施」。
「いきいき暮らせるまち」の中では、子どもたちや子育て中の人、高齢者、障害者、外国人や生活困窮者など、誰もが安心して暮らし続けられる、共に支え合うつながりのあるまちづくりを進める。また、健康づくりや健康寿命の延伸に向けた取組を推進。身近な区役所として基本的な行政サービスに適正・迅速・丁寧に取り組み、信頼される窓口サービスを目指すとしている。新規施策は「障害者向け成年後見制度案内リーフレットの作成」「多文化共生社会の拠点としての国際交流ラウンジの運営」。
「みどりの魅力あふれるまち」では、緑区独自の魅力である都市農業の振興や歴史的資源などを広く発信するとともに、関係局と連携しながら商店街振興や芸術・文化・スポーツ活動を促進する。また、花植えや植樹、清掃活動などの地域の良好な環境づくりを進める。地域の課題解決に向け、自主的な活動やその担い手の育成、ICTを活用した地域活動の取組を支援する。「オリンピック・パラリンピック応援事業としてArt Trainの実施(県立白山高校と連携)」「青少年向け読書啓発事業」が新規施策。
目標達成に向けた組織運営については、「適正・迅速・丁寧に取り組む」「地域との協働・共創を進める」「チーム力・職員力を高める」と3つの柱を掲げた。
SDGsを意識
また、今年度より運営方針の取組にSDGsを意識するため、施策ごとにSDGsの17の目標との関連性を示した。
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