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大相撲荒篤山関 新十両昇進を市長に報告 市出身22年ぶり、緑区初

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掲載号:2021年6月10日号

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新十両昇進に笑顔を見せる荒篤山関(中央)と林市長(左)、岡田緑区長(右)
新十両昇進に笑顔を見せる荒篤山関(中央)と林市長(左)、岡田緑区長(右)

 (公財)日本相撲協会が発表した新十両昇進を受け、荒篤山(こうとくざん)関(荒汐部屋)は1日、林文子横浜市長を訪問した。横浜市出身力士として、1999年に引退した前進山関以来22年ぶりの関取誕生。緑区からは初となる。

 荒篤山関は1994年3月11日生まれ。12歳まで母親の実家があるフィリピンで過ごしたという。来日後は区内の横浜市立十日市場中学校に入学している。

未経験で入門

 十日市場中学校卒業後の2009年、15歳で荒汐部屋に入門。相撲未経験であったが「父が相撲部屋に連れて行ってくれて、ちゃんこを食べた後に入りたいと思った」と当時を振り返り、同年9月に初土俵を踏んでいる。

 林市長表敬訪問当日は、親方・荒汐栄吉さん、先代おかみ・鈴木ゆかさん、父・寺井康範さん、母・キャサリンさんと共に訪れた。

 林市長は「とても明るいニュース。子どもたちの励みになる。横浜として楽しみが増えた」と今後の活躍を期待した。また、入門から約12年の新十両昇進に対して林市長からの「諦めそうになったことはないか」との問いに対し荒篤山関は「なかった。ようやく上がれて嬉しい」と答えた。

 また、新十両として挑む大相撲名古屋場所(7月4日〜18日)の土俵入りで締める化粧まわしが、横浜市民有志の会により贈られる予定。フィリピンの国花・ジャスミンと、横浜市の花であるバラがデザインされ、地の青はフィリピンの海の色を表しており、フィリピンと横浜との懸け橋になるようにという思いが込められている。

 母校の十日市場中学校永山博幸校長は「入門から約12年、辛抱して頑張ったと思う。こうした明るい話題は、子どもたちに希望を与えてくれると思う」と話した。

 岡田展生緑区長は「緑区出身で初めての関取の誕生に感動している。次世代を担う子どもたちに夢と希望を与えてもらいたいと思っている」と期待を込めた。

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