詐欺を未然に防いだとして、緑警察署(渡邉晴彦署長)と緑防犯協会(木村赳会長)は8日、横浜十日市場郵便局の局員である中山慈子さんに連名感謝状を贈呈した。
同署によると、5月25日の午後5時半ごろ、携帯電話で通話しながら、同局内にあるATMを操作している70代の女性を中山さんが発見した。
特殊詐欺被害の可能性を疑い、同局の局長に相談したほか、被害者に声をかける、警察へ通報するなどの迅速な対応を取り詐欺を未然に防いだ。
被害者は、サイト料金における架空の未納メッセージを受け取り、表示されていた電話番号に電話した。
身に覚えのない請求には、応じない旨を伝えたが、電話口の相手から「法的手続きに移行する」と言われたことから要求に応じようとしてしまう。ATMに着いたら、電話するように言われ、同局内のATMを訪れたという。
2回目の阻止に感謝
同局は、昨年の12月にも振り込め詐欺を未然に防止しており、従業員一丸となった特殊詐欺抑止への協力に対する感謝として、渡邉緑警察署長と木村緑防犯協会会長の連名感謝状を贈呈することにしたという。
渡邉署長は中山さんに「横浜十日市場郵便局は、昨年末に続いて、2回目の阻止。局全体で、意識を持ってくれていることがありがたい。今後も地域住民の安全、安心のために、これからもよろしくお願いしたい」と伝えていた。
中山さんは「詐欺被害に遭う方がいなくなることを願っている。できる限り、高齢者の方には、こちらからお声を掛けるように心掛けている。それが詐欺を防ぐことにもつながると思う。もしも、分からないことがあれば、お気軽に局員へ相談をしてほしい」と笑顔を見せた。
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