21-22シーズンから横浜ビー・コルセアーズのヘッドコーチとして指揮を執る 青木 勇人(たけと)さん 47歳
全身全霊で勝ちをめざす
○…2度目の指揮官就任に「同じ人間に声がかかることはなかなかない。チームも覚悟をもって声をかけてきたと思う。私も覚悟をもって受けた」。プロバスケットボール「横浜ビー・コルセアーズ」では15-16、16-17シーズン(途中)にわたって采配を振るった。「結果で答えるしかない。全身全霊で勝ちに向かって集中し、準備をするだけ」と10月の開幕に向け気を引き締める。
○…昨季までの5シーズンは新潟アルビレックスBBでコーチを務め、指導者としての経験値を積み重ねきた。勉強し続ける実直な姿勢が高く評価されている。指揮官としての信条は選手個人の判断を尊重すること。「選手がコートで迷子にならないよう、判断材料をシンプルに整理するのが私の役割。選手が素早い判断で正しい決断を出せる環境を作りたい」
○…幼少期はサッカーをやっていたが、「夜の校庭に煌々と明かりのついた体育館でみんなが楽しそうにしていた」のを見て小4でバスケットボールを始めた。めきめきと頭角を現し、高校、大学、実業団でも活躍すると、国内のリーグはプロ化へ。新潟、東京、琉球、大分、横浜などのチームでプレーし、選手時代は2度のリーグ優勝を経験した。だからこそ勝つことの意味、喜びをよく分かっている。
○…「横浜はバスケットをされる方も多く、目が肥えている方も多い。認められるには成長したチームを見せなければならない」。チームは昨季19勝40敗で東地区8位だったものの、最多勝利を記録した。新たに掲げたスローガンは『DARE TO BE BOLD』(危険は覚悟、やるしかない)。「勝負の分かれ目を決めるのはお客様の声援。あの素晴らしい瞬間を少しでも多くの人と分かち合いたい」
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