緑警察署(渡邊晴彦署長)は架空請求詐欺の阻止に貢献したとして8日、ファミリーマート西八朔町店のアルバイト店員、杉浦玲良さん(21)に感謝状を贈呈した。
同署によると、被害者が自宅でパソコンを利用中、画面に「セキュリティー警告」が表示された。同画面に表示された連絡先に電話すると、セキュリティーを解除するためにコンビニで電子マネーカードの購入を指示されたという。
その後、被害者は同店に来店し、電子マネーカード4万円分を2回購入し、8万円分の詐欺被害に遭う。
帰宅後、犯人に電話すると、「うまく登録できていないからもう一度買ってきて」とさらに4万円分電子マネーカードの購入を指示され、同店を再度訪れた。
杉浦さんは何度も高齢の男性が電子マネーカードを購入することを不審に思い、詐欺である可能性が高いことを被害者に伝えた後、警察に通報するなどの適切な措置を講じた。
緑警察署は「一度購入してしまうと、その後何回も購入を要求するケースがある。複数回購入をすることで、被害額も大きくなってしまう」と注意を呼び掛ける。
杉浦さんは「高齢者の方に声掛けをして、詐欺の被害を防げるようにしたい」と話した。
杉浦さんへ感謝状を渡す際、渡邊署長は「詐欺を防ぐには、コンビニが最後の砦なので、協力が頼みの綱。今回のように、勇気をもって、声掛けして頂けたことは、とてもありがたい」と感謝を伝えていた。
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