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緑区版 公開:2021年11月11日 エリアトップへ

若木200本を森の中に植樹 鴨居原市民の森愛護会

コミュニティ社会

公開:2021年11月11日

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植樹を行う岡田区長(右)
植樹を行う岡田区長(右)

 鴨居原市民の森で6日、「クリーンアップ&焼き芋大会」が行われ、周辺の地域住民約140人のほか同市民の森愛護会(菅原喜勇勝会長)メンバー約40人が参加した。

 同市民の森は以前、不法投棄による古タイヤや家電製品が多く荒廃していた。2005年には横浜市内で26番目となる市民の森となり、その後は「クリーンアップ」を実施し、古タイヤや粗大ごみの撤去を行ってきた。定期的な清掃活動のかいもあり、目立ったごみは無くなっていた。

 しかし、3年ほど前に森の中で白く粉をふいているような木が見つかった。菅原会長によると、その後に森林病害虫であるカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌により樹木を枯らせてしまうナラ枯れ被害だということが分かった。同市民の森愛護会メンバーで調査をした結果、48本に被害を確認。メンバーと話し合い萌芽更新の実施を決定したという。

 愛護会メンバーはこれまで、被害を確認した40本以上を伐採。同時に地面に落ちたどんぐりを拾い森全体に撒いたほか、どんぐりから発芽し成長した若木(コナラ、クヌギ、エノキなど)を近隣の畑に移し、成長を見守ってきた。

 目立ったごみが無くなったこともあり、今年のクリーンアップ当日は清掃ではなく植樹作業となった。用意された若木は約200本。来場者に配り、森の中に植樹していった。岡田展生緑区長も駆け付け植樹を行う場面もあった。その後は近隣で栽培・収穫されたサツマイモを使用した焼き芋を参加者に配布した。

 菅原会長は、「多くの近隣住民の方が参加して頂けると、市民の森に愛着を持ってくれることにもなるので嬉しい。萌芽更新は今後も行っていく」と話した。

4人で参加していた周辺住民
4人で参加していた周辺住民
植樹後の森の中
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