緑区役所地域振興課は、コロナ禍でも家庭で楽しんでもらおうと「みどりおはなしネットワーク」の参加団体が推薦する絵本を紹介した小冊子をこのほど作成した。小冊子の編集は同ネットワークの中心団体として活動する緑区地域子育て支援拠点いっぽ(松浦千恵施設長)が担当した。
同ネットワークには区内で読み聞かせ活動を行っている約40団体(いっぽ、図書館、保育園、子育てサロン・サークルなど)が参加しており、絵本などに親しむ機会づくりを目的とした読み聞かせイベント「みどりおはなしフェスタ」を2007年度から実施している。これまでにイベント開催時に各団体が推薦する絵本をパネルで展示するなどしてきたが、小冊子を作成するのは今回が初めて。区の担当者は「新型コロナウイルスの影響で多くの人が集まるイベント実施が困難な状況もあったので、家庭で楽しんでもらえるために何かできることがないかと考え、小冊子を作成し、各団体に配布することになった」と話す。
利用者ママも参加
完成した小冊子は全16ページ。団体ごとに絵本の表紙と簡単な内容が紹介されており団体紹介も掲載されている。区が小冊子の作成にあたり「手に取りやすいようなやわらかいイメージに」と依頼したのは5月頃。表紙の作成は、いっぽ利用者の伊藤麻美さんと渡邊奈津美さんの2人に相談したところ快く引き受けてくれたという。渡邊さんのイラストを元に、デザインを担当した伊藤さんが色付けなどし、8パターンの案から1つを決定し完成させた。
松浦施設長は「緑図書館さんにも相談に乗って頂いた。各団体の協力があって無事に完成した。小冊子の作成を通じて、各団体とのつながりを持てたことはとても嬉しい」と述べた。
また、区の担当者は「どんな絵本を選んだら良いかわからない人も多いと思う。読み聞かせ団体が推薦する絵本なので非常に参考になるのではないか」と話した。
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