東本郷地域ケアプラザの所長に就任した 陶山 葉子さん 藤沢市在住 56歳
見えないものに目を向け
○…「これまでの経験を生かして、各種専門職と協力しながら地域とのつながりを作っていきたい」。これは、就任時にスタッフに伝えた言葉。現状、地域ケアプラザの利用者が比較的固定されていることを課題と感じており、来られない人、来ない人にいかに来てもらうかに取り組んでいく考えだ。「様々なニーズがあると思うので、対応できるようにしたい」
○…平塚生まれ。「外で遊ぶのが好きだった」と話し、小学生の頃は夕方の鐘が鳴るまでゴム飛びや鬼ごっこなどで遊んでいた。中学校では軟式テニスのダブルスで関東大会にも出場した。短大卒業後は、目指していた小学校教諭と同じ、子どもの教育に携わることのできる横浜YMCAに就職。水泳指導やキャンプ体験などを通して子どもたちと接してきた。
○…鶴見区内の地域ケアプラザでのコーディネーター勤務や、介護施設での介護サービスもこれまでに経験した。緑区の印象を「大きな公園や自然がたくさんある」と語り「地域を知るために空いた時間で散策したい」と話す。子どものころ、両親に連れられてよく行ったのが登山。当時は乗り気でないこともあったが「色々と落ち着いたら登ってみようかしら」とぽつり。最近の趣味は母親と行くミュージカルや宝塚。「心が踊らされる感覚が好き」
○…地域住民の活動をサポートするのが地域ケアプラザの役割。自身は現在、資格取得に向けて通勤時間などを活用して勉強中だ。常に大切にしているのは、思いや感情など人の目に見えないものに目を向けること。そうした気持ちを胸に、地域の活性化を目指し、周辺町会と一緒に色々と活動していきたい考えだ。「どうしたらみんなが輪になれるか」を追求するために。
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