横浜みどりライオンズクラブの立ち上げメンバー 杉崎 正一さん 長津田在住 86歳
「地域のために」の精神今も
○…生まれも育ちも長津田。高校卒業後に地元の消防団に入団し、50年間活動するなど「地域のために何か協力したい」という思いが根底にある。35歳の時に地域の先輩から緑区でライオンズクラブを結成するから入らないかと誘われた。「親睦が深まるのなら」と考え入会を決意。47歳で第12代会長を務め、任期中には国道246号沿いに交通安全運動の安全塔を建てるなどの活動を行った。
○…大工だった父が大正12年に創業。父親の背中を見て育った影響もあり、田奈中を卒業すると高校は建築科へ。卒業後は、現場での基本となる墨付けや木材の切り込みなどの技術を学び二級建築士の資格も取得した。(株)杉崎建設の2代目社長として「快適性、耐久性、デザイン性」を重視した長く愛される住まいづくりに邁進してきた。
○…「ゴルフはよくやった。今でもゴルフ場の会員権は持っているよ」。建築業、不動産業を手掛け忙しい日々を送る中、余暇には仲間とプレーを楽しんだ。現在は息子に任せ、会長を務めている。社員らが運転する車に同乗して現場を見に行くのが趣味の一つ。「目は衰えていない。一目見れば現場は分かるよ」とほほ笑む。就寝前の楽しみはというと、時代劇専門チャンネルで見る「暴れん坊将軍」。
○…高齢になり、クラブの定例会に足を運ぶことは難しくなった。若いメンバーに依存することが多くなったが、「事務局もメンバーも皆良くやってくれている」と称賛し、今までの様々な経験を生かして皆と行動していく考えだ。40年近く続く愛知県内のクラブとの親交を深めながら、「クラブ運営は一人では成り立たない。協力して今後も発展していってほしい」と、未来のさらなる繁栄を思い描く。
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