第6回緑区民音楽祭新人演奏会にソプラノとして出演する 木村 茉由佳さん 都筑区在住 22歳
自分の思いをこめた歌を
○…9月11日にみどりアートパークで開催される緑区民音楽祭新人演奏会のタイトルは「未来に輝く若き演奏家たち」。日ごろから歌詞に自分の気持ちを込めて歌うことを大切にしていると言い、「来てくださる方々には歌の面白さを感じてもらい、『今日来てよかったな』と思ってもらえるような歌声を披露したい」と練習に取り組んでいる。
○…音楽教室に通い始める前の2歳の頃にはすでに絶対音感を身に付けていたという。バイオリンやピアノも習っていたが、歌うことが大好きで、お気に入りの歌手の曲を流しながら歌い方を独学で勉強していたという。中学で合唱部に入部すると2年生から部長を務め、創部以来初めての県大会の本選出場を果たした。中学卒業後も声楽教室に通い続け、大学を卒業した現在も思いは増すばかりだ。
○…「面白いことが好き」。以前は友達と出かけたりおしゃべりをしたりすることが普通だった。しかし、新型コロナ感染による肺機能や筋力の低下を避けようと、最近は家族でバラエティー番組を見ることが楽しみになった。一方、母校の中学合唱部の指導員も務めており、「教えるだけでなく、生徒からも様々な刺激を受けています」と顔をほころばせる。
○…東京藝術大学在学時、所属していたサークルの元顧問にかけられた「君の言葉には魂が宿っていない」という言葉にショックを受けた。そこから歌とは何か、表現とは何かを見直し、歌詞を自分の中に落とし込むことに妥協しないと誓った。現在は大学院に進学予定で、留学などを通して実力を試しながら、未知なる音楽の世界を学ぶことが目標。「ゆくゆくは自分で作曲した歌を多くの人に届けられる音楽家になりたい」
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