「最近は、お元気でしたか」「久しぶり、楽しくやっていたわ」。寄せ花を作りながら、そんな他愛もない会話が弾む。
「山下地区エコ生活を考える会」(上田クニ江会長)の主催する寄せ植え講習会での一場面だ。
同会は、高齢者を対象に年間12回の寄せ植え講習会を企画している。開催場所は、山下地区の高齢者が足を運びやすいよう、青砥自治会館、山下地域交流センター、山下みどり台小学校コミュニティハウスの3カ所で行っているという。作成した寄せ花は、自宅に持ち帰り、道路から見える位置に置いてもらっている。もちろん、環境の美化にも貢献している。
だが、大きな目的は、手入れが行われていなければ、訪問して安否を確認すること。花を通じて、地域で高齢者を見守る仕組みを作っているのだ。参加費は、1回500円。地域の人と交流ができることを楽しみに参加するリピーターがほとんどだ。
「花を通して顔の見える、安心安全美化運動を継続していきたい」と上田さんは意気込みを見せた。
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