中山地域ケアプラザの所長に着任した 田中 志乃さん 神奈川区在住 56歳
気軽に立ち寄れる場へ
○…地域ケアプラザの所長職は2度目。3月までは、鶴見区にある地域ケアプラザの所長を務めていた。「毎朝、地域住民とラジオ体操をするなど、人との関わりがとても濃かった」と振り返った。「緑区でも同じように、親しみやすく、普段から気軽に顔を出してもらえる場所を目指したい」と意気込みを見せた。
○…東京都生まれ。高校時代は、卓球で汗を流した。「練習をすれば、するほど上達するのが楽しかった」。進学校だったが、勉強とも両立し、最後まで部活を続けたという。大学入学後に始めたのは、障害のある子どもの付き添いボランティアだった。偶然見つけたボランティアだったが、障害児と触れ合っていくなかで、「うまく接するためにも、知識をもっとつけたい」という思いがふつふつと沸いた。そんな思いから大学卒業後に福祉の専門学校へと進む。
○…専門学校卒業後、横浜市福祉サービス協会に就職。ヘルパーを利用者の所へ派遣する調整役として走り回った。その後、「現場をもっと知りたい」とケアマネージャーも務めた。「本人や家族から『ありがとう』の言葉をもらうのが大きなやりがいだった」。地域ケアプラザで介護保険事業の相談などに応じる仕事などにも携わってきた。「何か起きてからではなく、普段から気軽に頼ってほしい」と前を向く。
○…趣味は野鳥観察。家を出てから職場に着くまでに何種類の野鳥がいるかを数えるのが日課だ。自然豊かな緑区では、珍しい野鳥に出合えるのではないかと胸を躍らせているという。春は、ツクシを摘んで煮て食べることも。区内の土手でも早速、ツクシを摘んだという。「四季の森公園などにも足を運びたい。地域をもっと深く知って、住民とも積極的に関わりたい」と笑った。
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