走らずに楽しめる生涯スポーツとして世界30カ国以上で親しまれる「ウォーキングサッカー」。国内でも普及が進む同競技を横浜北部地域でも広めたいと、藤田満穂さん(青葉区在住)ら有志6人が体験会を企画した。藤田さんは「高齢者の仲間づくりの一つとして、定着させたい」と語る。
走ることだけでなく、ヘディングや接触プレーなども禁じ、屋内外でサッカーゲームを行うウォーキングサッカー。イギリスで始まった同競技は8人制が基本で、ルールを柔軟に変えられるのが特徴。老若男女から支持を集め、来年にはW杯も開かれるなど世界的に普及してきている。
国内では約5年前から草の根で広がり始め、2017年に(一社)日本ウォーキングサッカー協会が設立された。体験会が全国各地で行われ、同協会の推計では約1万人の競技人口がいるという。
高齢者の仲間づくりに
体験会を企画したのは、青葉区と緑区在住の6人で結成された「横浜北部ウォーキングサッカー同好会」。発起人は日ごろから介護予防プログラムの普及に尽力し、青葉区サッカー協会の常任理事も務める藤田さんだ。
昨年10月に同競技を知り、世代を超えて誰でも楽しめ、身体に強い負荷をかけずに軽いジョギング以上の運動量が得られる点に着目。日本ウォーキングサッカー協会や区サッカー協会などと協力しながら普及方法を模索し、今回実現に至った。
「歩くことにサッカーのゲーム性を入れることで飽きずに運動が続けられる点が魅力。健康寿命の延伸にも役立てられる」と藤田さん。「特にリタイア後の高齢者への仲間づくりに生かしたい。公園でもできるので、居場所やコミュニティーの一つとして、横浜北部に広まれば」
同会初の体験会は5月30日(木)に青葉スポーツセンター第一体育室で午後1時から3時に開催(集合は10分前)。参加費500円。スポーツ経験の有無や年齢は問わない。
問い合わせ、申し込みは藤田さん【携帯電話】080・5696・5822へ。
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