神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2011年1月27日 エリアトップへ

横浜市 CO2相殺量、年ごとに倍増 「見える化」などに課題

公開:2011年1月27日

  • LINE
  • hatena

 横浜市内の会議やイベントで導入された「カーボン・オフセット」のCO2相殺量が、2008年から年ごとに倍増していることが分かった。地域でのイベントでも導入され始めており、横浜市は更なる導入増を目論むが、取り組みの「見える化」が必要など課題もある。

 二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出を相殺する取り組み、カーボン・オフセット。企業や団体、市民などが、イベントなどにおける同ガス排出削減の困難な部分について、他の場所で実現した排出削減量(クレジット)を購入したり、他の場所で排出削減を行ったりするもの。

 横浜市では2008年度から導入しており、市や市内民間企業が実施したオフセットは、市が把握するところでは08年から昨年まで各年9件。件数は変わらないものの、相殺されたCO2は約190t、約350t、約880tと年ごとに倍増している。880tは、07年度における市民155人分の同ガス排出量に相当する。倍増の要因には、比較的大規模なオフセットの実施が挙げられる。09年には、神奈川新聞社など14社が横浜ベイブリッジの景観照明で発生するCO2に対して実施し、約200tが相殺された。また昨年には、APEC首脳会議の会場となったパシフィコ横浜(西区)やその周辺で排出されたCO2に対して、市が販売する飲料水「はまっ子どうし」の売り上げ金の一部をクレジット購入に充てるなどして約715tが相殺された。

 地域へ広がる兆しもある。09年には、多くの区民が参加する中区民まつりで、市の区民まつりでは初めて実施され、昨年には戸塚区の川上地区連合町内会主催のレクリエーション大会で、地域単体のイベントでは市で初めて実施された。

認知度向上めざす

 一方で、市民には取り組みが見えづらいといった課題もある。APECでは、飲料水の販売時にチラシを配布してCO2相殺量を周知したが、イベントによっては周知しないケースもあった。また年ごとなど、一定期間での相殺量も発表していない。市は「各地域が自主的に導入することが理想」とし、今後、各区の区民まつりでの導入を目指すほか、相殺量の周知を強化するなどして更なる認知度向上に努めていく方針だ。
 

港北区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

ジョイントコンサート

ジョイントコンサート

読者10組20人を招待

4月25日

スポーツ&観光をPR

横浜市の魅力発信

スポーツ&観光をPR

特別『るるぶ』を発行

4月25日

趣味や生きがい 本で残す

趣味や生きがい 本で残す

タウンニュースの自費出版

4月25日

「幼保小」の活動 冊子に

「幼保小」の活動 冊子に

市庁舎3階で販売

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook