神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2011年5月12日 エリアトップへ

市教委が"教師塾"の門戸拡大 即戦力の人材養成目指す

公開:2011年5月12日

  • LINE
  • hatena

 横浜市公立小学校の教師養成を目的に横浜市教育委員会が開講している「よこはま教師塾アイ・カレッジ」が、今年度から募集対象を中学校、高校(市立)、特別支援学校まで広げ、募集人数も200人と昨年度の2倍に増やす。市教委では「即戦力の教師をできるだけ多く養成したい」と意気込む。

 変更されるのは校種、人数のほか、対象年齢や講座実施時期など。より多くの教師志望者が学べる環境を整えた。背景にあるのは、団塊世代の教師が大量退職したことによる人材不足だ。ここ数年、市内公立校の現場からは「新人でもすぐに教壇に立てる人材がほしい」との声があがっているが、通常は短期間の教育実習だけを経て着任する場合が多い。そこで市教委では、約70時間の実習を行うなど、実践力を重視する同塾の門戸を広げることが、現場に即戦力の教師を多く送ることにつながると考えた。

 同塾は横浜市の管轄する公立学校で教師を目指す人たちが、教員採用試験までの間、教師としての資質や具体的な技術を学ぶ場で、2007年度から始まった。講座では教師に必要な基礎知識のほか、実際に教育現場での実習などを通し、授業力や子どもとの関わり方なども学ぶ。また、塾生は採用試験を特別枠で受験できるメリットがあり、卒塾時の評価によって一次試験免除や、指導案のみの作成などの優遇措置がある。

 一方で、同塾の教員採用試験合格者が、昨年度は大幅に落ち込んだ。小学校の採用試験全体の倍率が上昇したことが要因とされているが、現場からは「講座内容の見直しをする必要もあるのでは」との声もあがった。市教委では「現場の声を踏まえ、今年度はより充実した内容にして合格者を増やしたい」と話している。
 

<PR>

港北区版のトップニュース最新6

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

過去最多の138会場

港北オープンガーデン

過去最多の138会場

ミズキーとの写真撮影も

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook