港北歯科医師会会長に就任した 矢吹 秀哉さん 青葉区在住 58歳
歯科医師として命を預かる
○…「医師会、薬剤師会と協力して、港北区民の健康を支えたい」。この春、区内の歯科医師で構成される「港北歯科医師会」会長に就任した。6月の「歯の衛生フェスティバル」や11月の「口腔がん検診」などのイベントで区民の相談を受ける予定だ。約170人の会員と共に、健康生活を支える「歯」の大切さを説いていく。「歯周病菌が、脳梗塞などの大病につながることもあります。普段の診療から、患者さんの命を守るという責任感をもって治療にあたっています」
○…会長として最初に取り組んだのが、会内部の「情報のオープン化」の促進だ。「月に2回程度、メールやFAXで、学術的なものから、イベントの開催などについての連絡をします。会員みんなが同じ情報を持つことで、誰でも公平に意見を言える環境にしたいんですよ」。自分の色を出すのではなく、受け継がれた伝統を継続、強化し、会を引っ張っていくつもりだ。「今後、誰が会長になってもうまくいくシステムを構築したいですね」
○…現在の医療全体の現場のあり方に疑問を抱いている。「商売として医療を捉える傾向が見られるのは、さみしいですね。もっと、医師が医療に集中できる環境を作る必要があると思います。例えば、常に最新技術を学べるような体制を作るとか」。背景には、内科医だった亡き父親の姿がある。生まれ故郷の福島県の阿武隈地区で、365日休みなく、「患者さんのために」との思いひとつで、患者と向き合っていた父の背中に憧れをもっているからだ。「その世界しか見ていないから影響は受けるよ」
○…医師として30年が過ぎた。患者と一緒に年を取ってきた気持ちだという。自身が経営する医院のある綱島は、開院当時と比べると街のつながりが弱くなったと感じている。「だから、患者さんから、先生の顔を見ると楽になると言われるのはうれしいね」。強い責任感が会を盛り上げていく。
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