港北区版 掲載号:2011年5月26日号
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被災地気仙沼へボランティアを乗せたバスを運行した国際救急法研究所理事長 宇田川 規夫さん 菊名在住 64歳

すぐにできることから意識改革

 ○…民間団体「国際救急法研究所」の理事長として今月13日、東日本大震災の被災地、気仙沼に向けボランティア120人を乗せたバスを運行した。運行だけではなく、自身も被災地の家屋で床下の泥上げや、津波によって庭に入り込んだ物の除去などを行った。「寝たきりのおばあちゃんに『ごめん』と言って津波から逃げなければならなかった家族の話を聞きました」と神妙な面持ちで語る。

 ○…大学卒業後、小学校の教員を務める傍ら、尊敬する義父が創設した「国際救急法研究所」で手伝いもしていた。同研究所では、主に学校に対する救急法講習や防災訓練のプランニング、ケガや事故を未然に防ぐための救急法の普及活動などを行っている。その後義父が他界してしまったことや、「小さな子どもを持つ親としても、もっと救急法を広めなくては」という思いがきっかけとなり、約30年前に教職を辞し、義父の意思を継ぎ、同研究所を中心として引っ張っていく道を選択した。 

 ○…これまで北海道南西沖地震や阪神淡路大震災、岩手宮城内陸沖地震など被災地でどのような状況でどのようなケガが多いのか、現地調査を行ってきた。「それだけでは被災地の方々には申し訳ない」という思いから、ボランティア活動も積極的に行っている。このような経験から講習会などを開催し、家の土台の見直しや地域の避難訓練のあり方などを説く。「町内会の避難訓練は重要です。見学型から参加型へ、もっと役立つ避難訓練にしていかなければなりません」

 ○…へルメットをかぶらずに自転車に乗る子どもや、安易に子どもに車道側を歩かせる親たちや『ながら運転』など、日本人は無防備すぎると警鐘を鳴らす。「少し意識すればできる心がけや、お互いの気配りで事故や怪我を防いでいけるんです。日常においても、震災などにおいても、事前の用意が重要です」と思いを熱く語った。
 

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