港北区版 掲載号:2011年7月14日号
  • googleplus
  • LINE

港北保護司会の会長に就任した 井田慶次(よしつぐ)さん 新吉田東在住 75歳

心の窓開き、更生へ後押し

 ○…犯罪・非行をした人を更生させるための手助けをする保護司。法務大臣から委嘱を受ける非常勤の国家公務員だ。港北区内には45人おり、今春から新会長として会員を牽引する重責を担う。「副会長を8年間務め、『長』が何をすべきか把握しているつもり。講演会の実施など、横浜の他区の会長と連携を取りながら仕事を進めたい。精一杯こなしていきます」。温和な表情の下に強い意志を滲ませる。

 ○…19年前、保護司に就任。罪を犯した人が「保護観察」になると、保護司と面接し、生活状況などを報告する。その際心がけるのは”同じ目線で語りかける”こと。「まず私が心を開く。すると相手も心の窓を開いてくれる」。以前、殺人未遂をした人を担当したときも、時間をかけ、関係を築き上げた。そのうち、ぽつぽつと生い立ち、事件を起こした理由を語ってくれたという。「最後には泣き出して。”人として迎えてくれてありがとう”とね」。社会復帰したケースも多く、結婚して子どもを連れてあいさつに来る人も。「やりがいがありますね」

 ○…少年補導員、県薬物乱用防止指導員相談役も務めるなど、社会活動に熱心だ。きっかけは1981年、当時18歳だった長男を水難事故で亡くしたことによる。その日は発見されず、翌日一握りの希望を胸に海岸を探していると、氏の足下に流れついてきたという。「読経して頂いた現地のご住職に、捜索してくれた大勢の方への恩返しの方法をたずねた。ご住職は『あなたの身近で困っている方の手助けを。それが答えです』と言われた。息子への供養にもなると考えています」

 ○…社会状況の変遷に合わせ、保護司の活動にも新しい取組みが求められている。「若いメンバーも増え、これまでと同じことをしていてはダメ。理事会で話し合われたことを公表し、言いたいことが言える雰囲気にしたい。10年先を見据えた運営に取組む」。今後の方針を明快に語った。
 

港北区版の人物風土記最新6件

中町 哲さん

振り込め詐欺を複数防止したとして県警より感謝状を贈られた JR小机駅長を務める

中町 哲さん

3月15日号

川島 武俊さん

港北区制80周年記念事業企画委員会の会長を務める

川島 武俊さん

3月1日号

畑中 祐美子さん

子育てアプリの開発を企画した

畑中 祐美子さん

2月22日号

篠沢 秀夫さん

オール港北オリンピック・パラリンピック等対策協議会の会長を務める

篠沢 秀夫さん

2月15日号

飯島 茂さん

映画「秘境ヒマラヤ」に記録された探検隊に参加していた

飯島 茂さん

2月8日号

宮崎 安夫さん

消しゴムスタンプ講座の講師を務める

宮崎 安夫さん

2月1日号

港北区版の関連リンク

あっとほーむデスク

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

小原孝ピアノコンサート

小原孝ピアノコンサート

5月20日 タウンニュースホール

5月20日~5月20日

港北区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年3月15日号

お問い合わせ

外部リンク