港北区内で活動「ラビッツ」 障害児と ともに生きる 発足10周年 映画会を開催
港北区内の肢体不自由児、知的障害児とその保護者を中心に構成される「ラビッツ」(鈴木由紀子代表)が来月、活動開始から10周年を迎える。それを記念した映画会と講演会を港北公会堂で開くなど、活発な運営がされている。
「ラビッツ」は2001年9月、1999年の卯年に生まれたハンディキャップを持つ子どもたちと保護者が集まる「リトルラビッツ」として誕生した。肢体不自由児の子どもが集まるグループが当時区内になかったことから、保健師のアドバイスを受け、母親が子育ての不安や悩みの情報交換ができる場を作ろうとしたことがきっかけだ。発足当初から現在でも活動の拠点となる、しんよこはま地域活動ホームに月に2回集まり、交流をスタート。02年からは月4回の本格的な活動となった。
05年に保育園への通園などにより、平日の活動に参加できない子どもたちが週末に集まる「ラビッツ」を新たに結成、音楽療法やプールでの水遊び、芋ほり、餅つきなど季節感を味わえる活動を家族ぐるみで続けている。現在「ラビッツ」には約30人が在籍。一番大きな子どもは小学校6年生にまで成長している。
ダウン症の男児を育てる鈴木代表は「障害を持つ子ども、大人がいることが当たり前になる社会にしたい。同じ悩み・不安を持つ親御さんは、孤立せずに地域社会とつながり、共に生きていってほしいですね」と話している。
障害の”意味”を問いかける映画会は9月25日(日)、港北公会堂で開かれる。
問い合わせなどは「ラビッツ」【FAX】045・472・9016、【メール】rabitts14@gmail.comまで。
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