「全国女性消防操法大会」に神奈川県代表で出場する港北消防団第八分団の分団長 小林 滿江さん 錦が丘在住 64歳
”楽しむ精神”で全国に挑む
○…今月19日、戸塚区で開かれる、女性消防隊の消防技術を競う全国大会に、横浜市から初めて出場する団のリーダーを務める。男性団員の減少を補おうと結成された市内で唯一の、女性だけの分団として85人が在籍、コミュニケーションを大切にメンバーを引っ張っている。「今の心境は『よし、がんばろう!』という気持ちです」と出場メンバー7人を後方から支援し、大会に挑む。
○…当日は小型ポンプの放水技術を競い合う。今年に入り、週2回程度のペースで練習を繰り返してきた。「練習場所を用意するなどの準備は本当に大変。消防署など、まわりの皆さんの支援によって支えられてきました。家族の理解も大切。メンバーには、家に戻ってから団の愚痴を言っては駄目と伝えています。私は毎日言っていますけどね」と笑う。近年、神奈川の成績は今一歩振るっていない。「少しでも、いい順位を目指したいですね」と意気込む。
○…「本当は女性との付き合いが苦手なんです」。厳しかったという父親や3人の兄との生活のなかで育った環境によるものと自ら分析する。そのため、メンバーとのコミュニケーションを重視する。「聴くこと、気配りすることを大切にしています。通常業務も、大会も『ボランティアなんだから楽しくやろう』と常に伝えています」
○…消防団歴13年。きっかけは近隣町内会からの推薦だった。「そんなに仕事はないからと言われたのですが、日を重ねるにつれ、業務が増えていきました。もう大変ですよ。ただ、地元の友達が増えたのは財産です」。団の主な業務のひとつに、港北区内の中学校や、地域、企業での救命指導がある。メンバーの9割近くが「応急手当指導員」の資格をもち、AEDを使用した心肺蘇生法などを教えている。「目の前で人が倒れた時、見ているだけでなく、誰でも救護できる街にしたい」が夢だ。
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