港北区版 掲載号:2011年10月13日号
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ホノルルマラソンなどで数々の記録を残し、今も現役で大会に出場し続ける 小野寺和一(わいち)さん 大倉山在住 82歳

「走ること」が命つなぐ

 ○…国内外問わず現役で数々の大会に出場し、記録を叩き出している。2009年には、ホノルルマラソンの80〜84歳の部で優勝を飾った。「タイム自体は年々遅くなっているけど、いつも『もっと早く走れるはず』って思いながら走っているよ」。何歳になっても向上心を忘れない、生き生きとした雰囲気が印象的だ。

 ○…マラソンを始めたのは、54歳の時。家の近くに流れる鶴見川の土手を走る人を見て、「あれくらいなら俺でも走れるぞ」と思ったことがきっかけだった。数か月後に初めて出場した大会で、マラソン歴10年のランナーに「速いですね」と声をかけられ、「『俺にもできるじゃん』って調子に乗った」ことで、さらにヒートアップ。2か月後にはフルマラソンに挑戦するまで幅を広げた。現在は週4、5日、鶴見川沿いを15Kmほど走るのが習慣。「走らないと、逆に体の調子が悪くなる。風邪をひいていても、ちょっと走ってくればケロッと治るよ」

 ○…出身の秋田県では、9人兄弟の三男として生まれた。男兄弟5人とも走ることが好きで、70歳の時には「還暦兄弟チーム」として大会に出場したこともあるほどだ。ところが、その大会の半月前にがんが発覚。すぐに手術が必要と診断された。しかし「大会で走らなきゃいけない。終わるまで手術は待ってもらえないか」と医者に交渉し、呆れられたという逸話が。「10代の頃に海軍兵として乗っていた船が沈没した『浮島丸事件』で”一度は死んだ”命だから、悔いはないかなと思って」。その潔さと走ることへの情熱は人一倍強い。

 ○…来月には、宮古島で開かれるフルマラソンに娘と2回目の出場を予定している。目標は120歳まで走ること。還暦で息子・娘からもらった、”赤いちゃんちゃんこ”ならぬ”赤いユニフォーム”は、ここぞという大会でだけ身にまとう”勝負服”だ。「途中棄権はできないからね」。ゴールはまだまだ先だ。
 

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