港北区版 掲載号:2011年10月27日号
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区内でストロンチウム 住民から不安の声

 横浜市が、先月港北区内の住民から送られてきた、マンション屋上の側溝にたまった土を民間の検査機関、同位体研究所(鶴見区)に依頼し調べたところ、今月4日に1kgあたり195ベクレルの放射性ストロンチウムが検出された。東京電力福島第一原子力発電所から半径100km圏外では初の検出だ。同マンション屋上の堆積物は先月、市が撤去している。

 市ではこの事態を受け、先月17日に公表された大倉山、新横浜周辺の高濃度放射性物質(セシウム)を含んだ堆積物の測定を実施。結果、ストロンチウムが検出されたと発表した。市によると、セシウムが検出されると、ストロンチウムも出やすいという。

 放射性ストロンチウムは一般的な性質として、体内に吸い込むと骨に蓄積してがんを引き起こす可能性があるとされる。

 ストロンチウムの測定装置は国内でも限られた研究所や大学にしかなく、市や県ではすぐに対応がとれないという。そのため今後市では文部科学省や国に対し、市内のより詳細な調査や現在福島第一原子力発電所から半径100km圏内で行っている、ストロンチウムなどの調査範囲を拡大することを要望していく。

 幼稚園児を育てる高田西在住の小林かおりさんは「危険なのはわかるけど、どうすればいいのかわからない」と困惑顔だ。

 太尾地区青少年指導員協議会の佐々木奏水会長は「子どもをもつ親が一番心配している。砂場や校庭で遊ぶ子どもたちが心配」と不安を隠さない。

 また、ペガサス新横浜保育園・夜間保育園では散歩や園庭での遊びの時間を減らしたり、市が貸し出しているセシウムの放射線量の測定機器を使い、事前に測ってから散歩をしたりなどの対策を行っている。

 行政や国の迅速かつ具体的な対応が待たれている。
 

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