「縦割り」の弊害指摘 事業評価会議
市の事業を市民や市会議員が評価する「事業評価会議」が10月29日、中区の開港記念会館で行われた。
同会議は公開の場で事業のあり方を議論しようというもので、昨年に続き2回目。市が行う事業費5千万円以上のものから6つの事業について評価した。
「コミュニティハウス・地域ケアプラザのあり方」についての議論では、公募市民から「地区センターを含め、施設の違いが分からない」「地域ケアプラザの良さが知られていない」との意見が出て、施設によって管轄が異なる縦割り行政への不満や事業のPR不足を指摘する声が多かった。
この会議では、事業の見直しや縮小といった結論は出さず、出された意見を来年度の予算編成の中で参考にしていく。
参加した市議から「結論を出さずに意味があるのか」と疑問の声が出た一方、栄区から参加した公募市民の女性は「会議の様子がインターネット中継されるなど、公開されているのは画期的」と評価していた。
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