神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2011年12月15日 エリアトップへ

タウンレポート 歴史の"証人"を後世へ 日吉台地下壕保存の会

公開:2011年12月15日

  • LINE
  • hatena
日吉台地下壕の定期見学会(毎月1回、一般公開は無し)問合せ:喜田さん【電話】045・562・0443
日吉台地下壕の定期見学会(毎月1回、一般公開は無し)問合せ:喜田さん【電話】045・562・0443

 慶応大学日吉キャンパスの地下を中心に総延長5千mにも及んで張り巡らされている、太平洋戦争末期に構築・使用された「日吉台地下壕」。当時、旧帝国海軍連合艦隊司令部や艦政本部など5つの組織が入り、戦艦大和出陣や沖縄戦などの指令は、この日吉の司令部から発せられたという。

 今なお現存する、この歴史的にも貴重な戦争遺跡を保存・活用し、戦争と平和について考えてもらおうという活動を続けているのが、「日吉台地下壕保存の会」(大西章会長)だ。2010年度には、神奈川県が地域社会への貢献度が高い団体に送る「ボランタリー活動奨励賞」を受賞するなど、評価も高い。

 同会発足は1989年。慶大関係者や地域住民などを中心に、見学会や展示会などを通じ調査・研究や保存を呼びかける。特に力を入れる見学会には、年間1千人以上が訪れている。

 大西会長は、「地下壕は戦争当時を具体的に現している。机の上だけでは分からない歴史を感じられるはず。当時この場所にいた彼らが考えていたことを理解し、二度と戦争を起こさないように学んでほしい」

 また、同会では語り部(ガイド)の養成にも積極的に取り組む。「悲惨な戦争の記憶を伝える人が少なくなっていく中、語る人や資料があってこそ地下壕という歴史の”証人”としての存在意義はより大きくなる」

 今後は、常設資料館の建設や、戦争遺跡指定の早期実現などを目標に、日吉台地下壕の活用を進めていく方針だ。
 

港北区版のローカルニュース最新6

大倉山こどもフェス開催

大倉山こどもフェス開催

5月4日 大倉山記念館で

4月25日

ジョイントコンサート

ジョイントコンサート

読者10組20人を招待

4月25日

スポーツ&観光をPR

横浜市の魅力発信

スポーツ&観光をPR

特別『るるぶ』を発行

4月25日

趣味や生きがい 本で残す

趣味や生きがい 本で残す

タウンニュースの自費出版

4月25日

「幼保小」の活動 冊子に

「幼保小」の活動 冊子に

市庁舎3階で販売

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook