「全日本ジュニア空手道選手権大会」小4女子30kg未満の部で優勝し、林文子市長を表敬訪問した 鈴木 里菜さん 新吉田第二小学校 4年生
”強い心”で道を切り開く
○…「すごく歓迎されて照れちゃいました。林市長はやさしかった」。先月、”優勝”という誇りを胸に市長を表敬訪問した。「いろいろ声をかけてもらいました。でも、緊張していたのか、何を話したのか忘れちゃいました」と幼さが残る笑顔を見せる。
○…念願の初制覇だった。持ち味である”攻めるスタイル”を貫き、相手につけ込む隙を与えなかった。「どんなに打たれても、前に出て攻撃しました。怖いという思いはなかったですね」という強気を発揮。前年の同大会3回戦で負けた時にできなかった、対戦相手によって戦い方を変えるスタイルを披露した。「冷静に相手に向かえた。試合中、コーチの指示もしっかり聞くことができました」と振り返る。「トロフィーをもらったとき、喜びが溢れてきました」
○…「勝ちたい!」という強い思い入れをもって挑んだ大会だった。空手を始めるきっかけとなった2人の兄が共に、同じ大会で優勝を収めていたからだ。難敵となったのが減量。腹筋が割れるほど鍛え上げた細身の体を更に3キロ以上、絞らなければならなかった。「大好きなチョコレートを我慢しました。ダイエットメニューを作ってくれたお母さんに感謝しています」と、取材中そばに寄り添う母を見つめる。
○…普段はオシャベリ好きの女の子。練習を積む道場での、バーベキューなどのイベントが楽しみという。「家では、よくお菓子を作ります。お母さんを手伝って一緒にハンバーグも」と笑う。「ものづくりが好きなんですかね。学校では図工が一番」といろいろなものに挑戦する毎日を送っている。空手は、学校生活を優先させながら続けたいと考えている。「バレーボールを、月2回程度やっているのですが、すごく楽しい。バレー選手になろうかな」。持ち前の”強い心”で道を探り始めた。
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