スライドで地震災害訓練 区内全地域防災拠点で実施
港北区は先月までに、地震発生から24時間の状況の推移をスライドで示し、その対応策を地域住民が討論する「横浜型地域防災拠点Dig(ディグ)訓練」を区内全28拠点で行った。各拠点の近隣住民で構成される地域防災拠点運営委員会メンバーが災害時、的確な行動が取れるようにすることが狙い。全拠点での実施は横浜市では初となる。
「横浜型地域防災拠点Dig訓練」は、大地震が発生したとき、起こりうる事態をスライドで示し、対処方法を運営委員メンバーに質問、メンバーがそれに答える形で各地域に合った対応策を作り上げるというもの。スライドは市が阪神淡路大震災や東日本大震災などの教訓から想定される事項をまとめ、作成した。
震度6が起きたら
今回は、震度6強の地震発生から24時間の推移という想定の下、各拠点で運営委員メンバーの訓練が行われた。新田中学校地域防災拠点では、「避難者の受入準備は何をしますか?」との設問に対し、メンバーが同中学校の平面図を見ながら、「体育館の中にテーブルを置こう。夜になったら玄関に移そう」などの意見を出し合うなど、拠点開設準備から、開設、避難者の受入れ、避難生活の開始までのシミュレーションを行っていた。各拠点で集約された意見、対応策は、各地域の議事録として残すほか、市の防災マニュアルの作成、防災訓練時などに生かしていく予定だ。
訓練を行った港北区地域防災拠点運営委員会の大戸幸一運営委員長は「月1回行っている拠点での防災訓練の再確認につながった。シミュレーションを通して、備品の何が足りないのかということも分かり、実施して良かった。今後に生かしていきたい」と話している。
市では「港北区の防災に対する意識の高さは評価できる。今回の訓練を元に、地域住民が自分の街に合った対応策を共通認識としてもってもらうことを望んでいる。今後も、Dig訓練の内容を違う想定に変え、実施していく予定」としている。
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