県政報告 92 「いじめの芽」早期発見を 県議会議員民主党・かながわクラブはかりや珠江
梅雨があけ、夏本番。体が暑さに慣れていない時期は、熱中症に注意が必要だそうです。水分補給、涼感グッズなどを活用して、元気に夏を乗り切りましょう。
今回は、大きな問題となっている「いじめ」について取り上げます。
*「いじめ」はなぜ起こる
「いじめ」が社会問題化してから、数十年もの年月がたっています。しかし「いじめ」による痛ましい事件は後を絶たず、昨今はさらに陰湿化・深刻化しているようにさえ感じられます。一体「いじめ」の原因はどこにあるのでしょうか。
「いじめ」の背景には、必ずと言っていいほど家庭内の問題が潜んでいるといいます。特にいじめる側の子どもの家庭では、親子関係のひずみから、子どもは居場所をなくし、不安やストレスをため込むケースが多く、その「うっぷん」が「いじめ」の一因になっていると考えられます。「塾や習い事、親の過剰な期待に子どもは疲れきっている」「少子化・情報化が進み、他人と接することが苦手な子どもが増えている」と指摘する専門家もいます。いじめられる側は、他の子どもとの違いが目立つタイプに多いようで、おとなしくて抵抗しないのをいいことにエスカレートする傾向もあります。「いじめの中心となる者」の周りには、仲間外れにされたくないからといじめに加担する者、面白がって見ている者、見て見ぬふりをする者などがいます。いじめを見聞きしても「面倒な事には関わりたくない」と傍観する風潮が、いじめを助長しているのかもしれません。
*いじめの解決に向けて
「いじめ」から子どもを守るためには、いち早く発見することが大切です。「からかい」「無視」など発見しにくいいじめもありますし、自分から「いじめられている」とは打ち明けられないものです。教師も親も忙しく、子どもの変化に気づかない場合もあるでしょう。「いじめの芽」発見のために多くの学校でアンケートを実施していますが、きめ細かな分析が欠かせません。また親同士のネットワークを作り、教師とも情報を共有するなど地道な努力も必要です。さらに専門家のアドバイスが解決に導くこともあります。相談機関を活用して下さい。
*それぞれの役割を活かす
教育は、家庭・学校・地
域社会などが、連携してこ
そ大きな効果を生むものです。問題が起こった時、責任を押し付け合うのでなく、それぞれの立場で何ができるのかを考え、協力して問題に立ち向かえたら、子どもたちは心強いことでしょう。
心の中にうずまく不安やストレスの矛先を、弱い立場にある人に向けることは、人として恥ずかしいことです。私たち大人は、そのことを身をもって子どもたちに伝えていくべきではないでしょうか。
■いじめ110番
県立総合教育センター
【電話】0466・81・8111
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