区内NPO法人 300円で育児支援 乳幼児一時預かり事業
認可外保育施設「NPO法人あいあい」(大場佳代子理事長/篠原西町)が横浜市の乳幼児一時預かり事業の補助事業者として区内で初めて認定され、先月から活動を開始した。生後57日から未就学児までを育てる保護者が、1時間300円以下で子どもを一時的に預けることができるようにすることを目的とした事業。子育て環境の整備が進んでいる形だ。
同事業は、民間の認可外保育施設が行う乳幼児一時預かりに対して、市が補助金を交付して、保護者が1時間あたり300円以下の低価格で、目的を問わずに子どもを預けられるようにする制度。1区1施設を目標に2009年にスタート。現在は市内12か所に設置されている。
施設が認定を受けるには、預かり事業を行ううえでの十分な知識や考え方、経験などが問われ、市に適切と判断されなければならないなど、ハードルは高い。
「あいあい」の大場理事長は「補助を受けないと、低価格で預かることはできないので、念願が叶って良かった。今は核家族が多く、子育ての悩みを一人で抱える母親が多い。この事業を通して、若い母親たちの相談にも乗っていきたい」と話している。
同施設を利用する大倉山在住の主婦は「認可保育園の一時預かりは、予約が取りづらいので、とても助かっています。子どもも友だちと遊ぶ経験ができて良かった」と喜んでいる。
希望者は多い
事業スタートから1カ月が過ぎ、課題も見えてきた。希望者が多く、気軽に申込みができなくなってきている。
大場理事長は「今はまだ大丈夫だが、あと1か月もすると申込みしづらくなると考えられる。早めに登録してほしい」としている。
港北区は「一時預かりできる施設を今後も増やしていく活動を行っていきたい。横浜保育室などの活用を促したい」と話している。
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