非行防止を話し合う 港北署で「少年サミット」
港北区学校・警察連絡協議会(宮部一会長)は2日、港北署で「非行防止少年サミット2012」を開催した。
当日は港北署員、港北少年補導員連絡会、警察本部少年育成課のほか、区内の市立小学校25校、市立中学9校、日本大学中学、港北高、新羽高、日本大学高、高木学園女子高の代表児童・生徒らおよそ80人が参加した。
同サミットは、小・中・高校の児童・生徒の健全な育成や規範意識の向上、定着化を図っていくことを目的に、昨年から開かれており、今回が第2回目。同協議会で区内の少年非行の状況を把握し、その防止に向けた課題の共有化を図ることも目的の1つだ。昨年度の第1回では、共同宣言KOHOKU「一人ひとりが自分の意志を持ち、つながりや思いやりのある環境をつくります」を策定し、今回は共同宣言の具現化に向けた具体的な取り組みなどについて話し合われた。
子どもたちが活発に議論
子どもたちは8グループに分かれ、【1】万引き防止【2】自転車盗防止【3】いじめ・暴力撲滅【4】携帯電話のトラブル防止の各テーマを議論。活発に意見が交換され、「万引きは窃盗罪にあたるので、悪いことであると再認識する」「自転車は二重ロックする」「いじめられたら抱えこまないで相談する」「悪い携帯サイトには入らない」などの意見や解決策を模造紙にまとめて発表した。話し合った内容は、学校や地域にポスターやパンフレットなどで発信される予定。
同署の高橋健生活安全課長は「こうしたイベントを通して子どもたちが自分で考え、広めていってもらい、区全体の子どもたちの非行防止につながっていくことをめざしている」と話している。
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