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港北区版 公開:2012年11月22日 エリアトップへ

第22回全国染織作品展で奨励賞を受賞した 堤 エツ子さん 新吉田東 在住 68歳

公開:2012年11月22日

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趣味を極め続け半世紀に

 ○…シルク博物館が先ごろ行った「第22回全国染織作品展」で、全国から200点を超える応募の中、奨励賞を始めて受賞した。同作品展には6年前から応募を続けていた。「50年近く趣味で染色に携わってきましたが、賞がもらえて光栄です。若い人の斬新な作品やプロの人の作品も多く出品されていたので、嬉しいです」と笑顔で話す。

 ○…受賞したきものは、白地に「まつむし草」の紫の花と緑の葉が広がる。女性らしく繊細で気品のある仕上がりだ。20年間散策に通う長野県・高峰高原での光景をイメージしたという。「その時に得た感動と美しさを表現したかったんです」。デザインからきものの仕立てまで、全てをひとりで手がけ、完成まで2年間を費やした。

 ○…芸術を専攻した学生時代、偶然染色と出会い、以来長く携わってきた。沖縄の技法「紅型(びんがた)」を取り入れながら「創作型染」の分野で腕を磨く。50代後半の時、さらに本格的に学ぼうと、以前から心に決めていた先生に教えを受けることに。指導は厳しく、「やめようか」と思ったこともあったが、仲間と励まし合い1から学び直した。他方、幼少時から琴も続けてきた。耳が聞こえづらくなり、琴の稽古は止めたが、昨年まで近所の子へ指導も。自ら染色したきものを着て琴の演奏へ行ったこともある。「染色だけで良いのかもしれないけど、他のことも色々やってた方が、集中力が保てるのよ」と穏やかに笑う。

 ○…夫と母親も趣味で日本画を描く芸術一家。ずっと夫婦の銀婚式で3人の個展を開くことを目標にしてきており、「20年前に叶った時は結婚式の時より嬉しかった」と目を輝かせる。次の目標は、70歳で個展を開くこと。今後は作品を人に贈ることもしていきたいという。「染色をずっとやれて幸せです」。これからも探求が続きそうだ。

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