綱島地域にこのほど完成した「地域案内板」に毛筆で揮毫した 竹生(たけお)恵子さん 綱島西在住 61歳
綱島の魅力 書で伝えたい
○…「目立つし、立派なものができて良かった」。自身が毛筆で揮毫した字が、綱島地区を訪れる人に名所旧跡などを紹介する「地域案内板」として完成。綱島地域には外国人も多いことなどの点から、誰が見てもわかりやすいようにと書体は楷書を選んだ。各案内板には”K・TAKEO”と名前も入っている。「こんなことになるとは思っていなかったので恥ずかしい」と、照れ笑い。
○…案内板への揮毫の話を受けたのは約2年前。「好きな字が書けるのなら」と、自身が副会長を務める青少年指導員の会長からの話を承諾した。書道を本格的に始めたのは今から25年ほど前。娘が小学校に入学し、近くの教室に習いだしたことがきっかけだった。当初「仮名をすらすら書けるようになれば」との気持ちだったが、今では全国的な書道会から7段の認定を受けるほどの腕前に。「筆を持っている時間は無心になれる」と、書道の魅力を語る。
○…生まれも育ちも綱島。周辺が旅館街だった記憶は今でも鮮明に覚えている。父親は綱島囃子の発起人。「私の子守唄は笛でした」。”祭り好きの血”を受け継ぎ、夏になると各地で神輿を担いでいる。約10年前、神輿と電信柱の間に手を挟まれ右手人差し指の先を60針縫う大けがを負う。「もう字を書けない」と一時は覚悟したが、持ち前の明るさでリハビリと向き合い、編み物を続けることで約2年間で指が動くまでに回復させた努力家だ。
○…自身の性格を気分屋と分析。「芸術家はそうじゃないとね」と笑顔を見せる。民生委員、地元自治会役員などの顔も持ち、自宅のカレンダーには予定がぎっしり。「夢は喫茶店経営」と、これからも活発な行動が続きそうだ。その中で今回の案内板は、自身が生まれ育った街に後世まで残るものになった。「地元の方はもちろん、綱島を訪れる多くの方に綱島の名所・魅力を一つでも知ってもらえたら嬉しいですね」
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