6月に開催される「第5回アフリカ開発会議」。それにさきがけ5月3日から、横浜市立高田小学校(児童数417人)とセネガル共和国の子どもたちが共同制作した絵画がデザインされたラッピングバスの運行が横浜駅周辺の路線で始まっている。
バスにラッピングされた絵画は、アフリカ諸国について市内の小学生が各国の文化や歴史などを学び、多文化交流や理解を深めることを目的に横浜市が12年度に実施した「一校一国運動」事業の一環。市内9つの小学校が制作した。
同校は、事業の中で市が募った「アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」への参加を決めた。アフリカの子どもたちと協同学習を行い、その成果として絵画の共同制作をするというもので、セネガル共和国との交流が昨年9月に決まった。
自国のスポーツ紹介
高田小での絵画制作は昨年度の5・6年生で構成された「交流委員会」の児童が担当。児童は事前学習として、同国交流先の学校「CEM1 de Dahra」と学校紹介ビデオを互いに送り合った。その後、交流委員会は相談の結果、壁画のテーマを「自分の国のスポーツ」に決定。キャンバス(高さ1・5m、幅3・6m)の半分に、日本地図の周りに剣道や空手の道着をまとった人の絵をデザインした。その後、セネガルの子どもたちが国旗やサッカー選手などをデザインし完成した。
制作にたずさわった遠藤あいりさん(同校6年)は「心を込めて制作した絵画なので、多くの人にみてもらえるのは嬉しいです」と話した。また、松橋和行校長は「子どもたちには、セネガルの文化などに触れた経験を将来にいかしてほしい」と期待を寄せた。
市内全体で9校の児童が、アフリカ各国の児童・生徒と1校ずつペアになって制作した絵画は、市営バス2台の側面と背面にラッピングされ今後数年間の運行を予定している。
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