大倉山駅前 防犯カメラ設置の動き 国に助成金申請中
大倉山駅前の商店街で防犯カメラ設置の動きが進んでいる。国の助成金を受けるため、既に申請を済ましており、認められれば、9月中頃には確定、工事は今年中に完了する。犯罪抑止が主眼の取り組みだ。
防犯カメラ設置を目指しているのは、大倉山レモンロード商店会(須田茂松会長)と、大倉山エルム通り商店会(山田浩之会長)。港北警察署によると、一昨年大倉山ではひったくりが多発しており、区内有数の繁華街として防犯対策を取る必要性が高まっていた。
両会が申請しているのが、中小企業庁の「商店街まちづくり事業(補助金)」で、安心・安全で快適な商店街を創出するため、国がそのために必要となる施設や設備などに対し、費用の3分の2以内で補助する事業。
レモンロード
大倉山駅から綱島街道方面に位置するレモンロード商店会は、91店舗で構成。今年3月、会の自己資金で通りの明るさを確保する防犯的視点から街灯36台を自己資金でLED化させている。同事業には、電柱にとりつける6台の防犯カメラ設置を要望。総事業費は約230万円を見込む。録画動画は商店会で保存し、3週間ごとに更新される。
エルム通り
大倉山駅から太尾堤方面に続くエルム通り商店会は、138店舗で構成。同事業には、8台の防犯カメラと60台の街灯のLED化を要望している。総事業費は約760万円を見込む。同会は美観のため電柱を地中下しているため、防犯カメラは街灯に設置される。録画動画はSDカードに保存され、1週間ごとに更新される。
両会とも防犯カメラの設置場所は、港北署からのアドバイスを受けながら決めている。区内では、既に新横浜、日吉、綱島の駅前周辺で防犯カメラが設置されており、同署も大倉山の取り組みを歓迎している。
レモンロードの会長で大倉山商店街振興組合の理事長でもある須田さんは「安心してお客様に買い物して頂きたい。その思いで取り組んでいます」と語る。
オリーブ通り商店街は市の次年度の補助事業に防犯カメラ設置を要望している。
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