第33回全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会で最優秀賞を獲得した 加藤大翔(はやと)さん 城郷中学校 2年生
行動へ移す勇気が幸せに
○…「選ばれたと聞いて驚きました。素直に嬉しかったです」。人権作文の受賞に、照れながら喜びを表す。昨年は学校代表に選ばれたことから、今回もそれを目指していた。「作文は得意ではない」というが、人を引き込ませたのは”書きたいこと”が明確にあったからだ。
○…重度の障害を持つ小学校5年生の弟・大智くんとのかかわりから得た、健常者と障害者の垣根を無くすことの重要性を作文には綴った。エピソードとして近所の人が大智くんに優しく声を掛けてくれたり、誕生日にお祝いに来てくれたりするようになったことが触れられている。こうした風通しの良い環境を生んだのは、母親の「障害を隠さず、外に出して育てていきたい」という思いによる。「サプライズで誕生日に10人もの人が来てくれた時は本当に驚きました。弟も母も嬉しそうで」とはにかむ。
○…クラスでは明るい盛り上げ役。週に6日はサッカーをするという元気なサッカー少年だ。練習では辛いこともある。しかし、母親が積極的に地域と関係を持つために努力したことが、弟の世界を広げたことを間近に見て来ただけに、「『頑張れば結果はついてくる』と肌で感じられる。だから大丈夫です」と朗らか。「弟も母も、外へ出て人とつながるために人一倍の努力をしてきました。弟は目が不自由なことに加え、話すことができないため、意思の疎通が難しいですが、今は思いを伝えようと、精一杯頑張っています」とエールを送る。
○…一緒に歩いていると、「大ちゃんだ!」とあちこちで声がかかり、笑顔になる。「障害者となると、声を掛けづらいと思うけど、思っているだけでは伝わらないんです。だから、勇気を持って行動に移して欲しい。そう願っています」。尊敬する母親の姿勢に学びながら、障害のある人が困っていたら、「自分から積極的に声をかけていきます」と力強く話した。
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