港北区待機児童数 市内最多の88人に 未就学児転入増加が一因
横浜市は先ごろ、2013年4月1日時点で0人となった保育所待機児童数が、10月1日時点で231人になったと発表した。港北区は市内最多の88人という状況だ。区では「未就学児を育てる世代の転入増加が影響しているのではないか」と分析している。
10月1日時点で港北区の待機児童数は88人。4月1日時点で他区同様一旦0人となったが、年度途中の申し込みにより増加した形だ。
一方で栄や瀬谷区のように待機児童ゼロが続いている区もあるが、港北区こども家庭支援課では「市内で一番人口が多く、都心へのアクセスが便利な東横線沿線ということに加え、『横浜市は待機児童ゼロ』と多く報道されたこともあり、市外からの転入が増えてきている」という、区ならではの特性を語る。
実際、今年10月1日と昨年同日を比較すると、0歳から5歳までの未就学児が520人増えている。そのうち0歳が203人、1歳が12人、2歳が200人と、低年齢児を育てる世帯の転入が多い。「転入者が増えていることは区に活力が加わることであり、喜ばしいこと。しかし、子育て世代のニーズに追いついていない部分もある」と同課では話す。
市内待機児童を年齢別で見ると、0から2歳児までが全体の約94%となっており、港北区では0から1歳児が9割を占めている。
定員割れの園も
一方で定員割れとなっている園が市全体で161園(1121人)あり、その約9割が2から5歳の幼児枠。港北区でも4から5歳児の新設園で定員割れのところもあるという。
港北区では今年4月1日に8カ所の認可保育園が新設されたほか、0から2歳児を対象とする横浜保育室も新たに2園(同日)新設されており、対策は取られてきている。
区こども家庭支援課では「認可保育園に入園できなかった保護者には同室への利用を呼びかけるなどしながら、これからも対応を続けていきたい」と話している。
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